第19回 「出張ターキー」
第19回 「出張ターキー」
2024.04.10
大阪府藤井寺市出身、高知県中土佐町在住の松下昇平さん。水曜コラム「大野見と七面鳥」は、毎週水曜日に更新予定です。

第19回目の今回は「出張ターキー」と題してお送りします!


※内容は2024年4月時点での情報です
『春の大野見♪出張ターキー!』
4月10日、「四万十(しまんと)」ですね。中土佐町大野見は地名に四万十という文字はありませんが、四万十川の本流が流れている地域です。毎日四万十川を渡り、この環境により、大野見という地域が成り立っていることを改めて感じます。

特に大野見はこの四万十川に流れつく支流がとても多く、1年中、潤沢な水が流れ続けています。水路の整備も整っており、もし大野見にお越しなれる機会がありましたら、四万十川はもちろんのことながら、支流や血管のように張り巡らされた水路にも注目してみてください。水路沿いを歩くと良い散策にもなります。(タイミングが合いましたら、水路ツアーをご案内させていただきます!)


 
四万十川の本流には22の沈下橋が架かっていますが、大野見には1~3本の橋がかかっています。写真は「久万秋(くまあき)沈下橋」という上流から2本目の橋で、生活道して日々の生活に溶け込んでおります。名前の通り、台風や大雨時には沈下します。



同じ場所から撮影した増水時の写真です。沈下寸前の沈下橋。こう見ると改めて自然の力を感じます。
 
冬の大野見の水路。冬場でもこの水量。



さて、4月も一日一日が進む中で、ボクは変わらず七面鳥と向き合っておりますが、今年はこれまでにない新たな形での七面鳥のお肉を知ってもらう機会が増えております。それは、地元の企業さんや地域の懇親会の場面です。

これまではプライベート的に友人や知り合いの方にお肉を焼くことはありましたが、正式に依頼をいただいて、お肉や炭などをイベントと同じような形をお呼ばれした場所に持ち込んで焼く形です。まだまだ初めて七面鳥を食べるという方が圧倒的に多く、このような形でイベントとはまた違った雰囲気で提供できることは本当に有難く、嬉しい機会です。


 
大野見地域の企業さんと同じ中土佐町の上ノ加江地区のお花見懇親会に「出張ターキー」をしてきました。写真は上ノ加江地区です。
 

出張ターキーでは普段のイベントとは違い、時間との戦いではなく、より丁寧にお話をしながら食べていただくことができるので、普段提供している串の他に、様々な部位を味わっていただくために、部位ごとに焼いていきます。ボクたちは決して生産数の多い団体ではないので、一般的に販売するには量が少なく販売に回しにくいお肉があります。そういった希少部位をこのような機会で味わっていただければと持参しました。


 
こちらは「砂肝」です。七面鳥の砂肝はサイズがとても大きく、食べ応えのある食感が特徴です。少しコリっとした食感もあります。


 
こちらは「もも肉」の筋の部分です。歯ごたえと旨みの塊のような部位で、「お肉を食べている!」という力強い部位です。

なかなか写真ではお伝えしづらいことではありますが…このような機会をいただけることが大変嬉しいです。とにかく七面鳥というお肉を知ってもらい、まずはひとくち食べていただきたいという想いです。その先に、この七面鳥を生産している大野見に興味を持っていただく…という順番だと感じています。

どこへでも「出張ターキー」をさせていただきますので、ぜひお声がけいただけましたら嬉しいです。4月13日(土)・14日(日)は「スノーピークおち仁淀川」のキャンプフィールドにて出店もございます。


 
今週末もしっかり焼いていきますので、お会いできること楽しみにしております。

今週のコラムにもお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!


 
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松下昇平
高知県中土佐町在住、大阪府藤井寺市出身。1988年3月9日生まれ。
2017年、中土佐町大野見地域で60年続く七面鳥生産の仕事に魅力を感じ中土佐に移住。
「大野見と七面鳥」について様々な角度、形で学び、発信しています。
コラムは毎週水曜日更新予定!
 
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