我が家は大丈夫!?すぐにできるキッチン周りの防災をプロに聞く
我が家は大丈夫!?すぐにできるキッチン周りの防災をプロに聞く
2024.09.13
いつ起こるか分からない災害には日ごろの備え備災が大切!
分かってはいるけど、どこから始めよう…という方!自宅のキッチンから備災を考えてみませんか!?

防災のプロにキッチン周りの防災について詳しく教えてもらいました!


<取材協力 株式会社フタガミ>

※2024年9月時点での内容です
※商品に関するお問い合わせは店舗までお願いします
 
『知る・守る・逃げる!フタガミで防災のプロに聞く』
協力をお願いしたのが高知市朝倉にあるホームセンター「ハマート 朝倉店



ハマートを運営するフタガミグループは出張防災セミナーや店頭での防災オープンセミナーなどを数多く実施している、いわば防災のプロ集団

今回、防災に役立つ情報を教えてくれたのがフタガミ防災アドバイザーで防災士の資格を持つ岡林哲史さん・楠瀬淳司さん、そして広報担当兼防災士の山西亜里紗さんの3人!


(左から山西さん・岡林さん・楠瀬さん)

店内にある防災コーナー。



2024年8月8日に南海トラフ地震臨時情報が発表された時、店頭にも水・食料を買い求める人が殺到したそうです。

日頃のローリングストックはもちろん大事ですが、3人が強調したのが『災害が起きた時はまずは知る」「守る」「逃げること』。

災害のリスクを知り、命を守ることが何より大切!

そこで今回ピックアップしたのが毎日使うキッチンの防災。

目からうろこ!今すぐできる「備災」も!一緒に見直してみましょう!
『我が家のキッチンは大丈夫?意外な落とし穴も…』
自宅で被災した時に命を「守る」ためには安全な場所に「逃げる」必要があります。
その時に大事になってくるのがケガのリスクをおさえる「通路を確保する」こと。

家具の固定は通路の確保だけでなく、転倒によるケガの防止にもつながります。

キッチン周りについて聞いてみると、家電は大きな地震の時は「倒れる」のではなく「飛んでくる」と教えてくれました。


「腰から上に重いものを置いていませんか?」と聞かれたぐるぐるこうちスタッフ。

「(ドキッ!!)お、置いています…」↓我が家のキッチンにある冷蔵庫の上の様子。



冷蔵庫の上はお酒のビンの置き場所になっています…。
空いたスペースには、ここぞとばかりに調味料をしっかりと…。



揺れで床に落ちたビンはガラスが飛び散り避難の大きな妨げに。
割れ物は上に置かない!なるべく床に置くのが大切だと教えてくれました。

またお酒もビンではなくプラスチックや紙パックのものを利用するとリスク低減につながるそう。4Lタイプのペットボトルは水の確保の時にも役立ちそうなのでストックしておくと良いかもしれません!

そして冷蔵庫の上に鎮座している電子レンジ。これが飛んで来るとは危険極まりない・・・。

しかし狭い我が家のキッチン、ここ以外に置く場所が無いんです…そんな時に役立ちそうなのがジェルマット
(※注 電子レンジは上に置かないに越したことはありません!!)



炊飯器などもジェルマットで固定しておくと安心感が増します。我が家はケトルの台座、飾り棚とテレビにも取り付けました!




また楠瀬さんは「包丁も引き出しの中などに収納」した方が良いと教えてくれました。

キッチンの上にある包丁スタンドに片付けているという人も少なくないと思いますが、地震の揺れで飛んで来るおそれも。使わない時は見えない安全なところに収納しておく方が安心です。

地震の揺れによって物が想像以上に飛んで来ることを念頭に置いておいた方が良いですよ、というアドバイスを聞いて改めてキッチン周りを見回してみると危険なものがたくさんありました…。

ケガのリスクを「知っておく」ことも防災への第一歩ですね。

そして見落としがちなのが吊り戸棚



一度買ってから全く使っていないキッチン用品や家電、上の棚にとりあえず入れておこうとなっていませんか?

我が家の棚の奥にも一度しか使っていないハンドかき氷器やこれからも絶対使わないであろうタマゴ調理器具が眠っていました…(もはや存在すら忘れていました)

使わないものはこの際、処分するかリサイクルショップなどに持っていくとスペースも広がって一石二鳥!

今はフリマアプリも充実しているのでそういうサービスを利用するのも良いかもしれません。

またすぐにできる備災として注目して欲しいのが食器棚
食器の飛び出しを防ぐには、すべり止めマットやカゴを利用すると◎



すべり止めマットは好きな大きさにカットできるので使いやすさ抜群です!
白と黒があるのでインテリアに合わせて選ぶことができます。



さらに衝撃を吸収してくれるので、食器を片付ける時の音やキズも気にならなくなりました。

子どものいたずら防止にも使える「開き戸・引き戸ロック」を使うとより安心。


『インテリアにもプライバシー保護にも役立つ飛散防止フィルムもおススメ!』
岡林さんのオススメが飛散防止フィルム



8月末の台風の時によく売れた防災用品の1つなんだとか。

こちらはキッチン窓だけでなく掃き出し窓や出窓など色々な場所に使えます!
1人でも簡単に貼ることができ、作業時間もあまりかからないそうです🌟



ガラスの飛散防止だけでなく、プライバシーの保護にもピッタリ。

フィルムを貼ったガラス。明らかに向こう側が見えづらくなっています!
離れるとより効果が発揮されますよ。



ごちゃごちゃしがちな食器棚のガラスに貼っておくと生活感も隠せそうです♪
デザインも色々とあるので、場所によって使い分けることもできます。




 
『カセットコンロ、使用年数もチェック!』
山西さんがオススメしてくれたキッチンの防災用品が「カセットコンロ」



自宅が電化住宅、IHを利用していると言う人も防災の為に1つは備えておきたいカセットコンロ



被災時はライフラインが停止する可能性が高いので、カセットコンロはあると心強い防災用品。風にも強いタイプや、スリムなものも販売されていました。

メンテナンスを兼ねて普段から使っておくのも大切
カセットコンロ×フライパンor土鍋でお米を炊くのもおススメです。

炊き方を知っておくといざという時にも役立ちますし、土鍋で炊いたご飯の味はやっぱり最高です!

冬の鍋シーズンしか使わないのはもったいない!
たこ焼きプレートやステーキプレートなどもあるのでお家でキャンプ気分も楽しめますよ。



そして注意して欲しいのが使用年数
一般的なカセットコンロの使用期限は使用頻度にかかわらず約10年と言われています。

東日本大震災の時に非常に売れたカセットコンロ。震災から10年以上経過しているのでその時に買ったという人は新しいものに買い替えるタイミングかもしれません。

ガスボンベもしっかりと備えておきましょう!



すぐにできるキッチン周りの防災!
女性1人でも簡単に始められるので、ぜひこの機会に見直してみて下さい😉

またフタガミグループの店舗では『2024防災カタログ』も無料配布されています。
いざという時の為の自分の備えレベルがわかるページや、災害発生時に身を守る行動、防災用品情報などがとても分かりやすく掲載されています。



ぜひ手に取ってみて下さい!

備災で防災・減災!できることから始めてみましょう!!
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ぐるぐるこうち編集部
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