和菓子のはなし ~味噌を使った和菓子「味噌饅頭」のはなし~
和菓子のはなし ~味噌を使った和菓子「味噌饅頭」のはなし~
2025.02.20
RKCラジオで毎月第1木曜日の午前10時35分頃から放送している「和菓子のはなし」
今回は3週目にお送りしました。

和菓子の魅力、美味しさを、創業元禄初年(1688年)西川屋老舗・池田真浩さんと
楽しくお伝えしています。
今回紹介するのは、味噌を使った和菓子味噌饅頭ついて!!



※2025年2月時点での内容です


 
『高知では珍しい味噌を使った和菓子とは?』
今回、池田さんが持ってきてくれたのは味噌饅頭
以前、東京から引っ越してきた人が「高知では味噌を使ったお菓子が見つからない」と言っていたそう。
確かに!あまり高知県で味噌を使った和菓子は見かけないかもしれません。

高知では珍しい味噌を使った和菓子ですが、池田さん曰く、味噌とあんこは兄弟みたいな面もあるそう。味噌は大豆を発酵させて作るもの。あんこは小豆を炊き上げて作りもの。
そう!どちらも豆からできているので、実は相性が良いそうです。

西川屋の『味噌饅頭』は、中はこしあんを包んでいて、外の皮には天然醸造の八丁味噌が加えられています。



味噌の旨味やコクが加わって、濃厚な味わい!温めて食べるとまた一味違うと教えてくれました。
『あんこを使ったお菓子は温めると美味になる!』
池田さんが教えてくれたワンポイントが「主にあんこを使ったお菓子は温めると美味しい!

饅頭はもちろん、きんつばや、どら焼きも温めるとあんこのこっくりした味わいがより楽しめるそうです。

温かくして食べるのは寒いこの時期ならではの楽しみ方の一つですよね。

温め方はフライパンやトースターで軽く炙っても◎饅頭であれば蒸し器で蒸し直すのも良いと教えてくれました。蒸し器がなければ、ザルを使う方法も!水を張ったフライパンに金属製のザルを伏せて、そこにキッチンペーパーを敷いてから饅頭を載せれば、即席の蒸し器の完成です。
また代わりに炊飯器を使うこともできるそう。ご飯を炊き終わった後、お米の上にキッチンペーパーを載せて、その上に饅頭を載せて保温モードでしばらく置いておく方法もあります。
包装のフィルムなどが掛かっている場合は、外してから温めると◎大きさや機種にもよりますが、短時間で大丈夫!いったん10秒ほど温めて様子を見てみてくださいね。

ここで注意点!!
金箔が付いたお菓子を温める時は、電子レンジの使用はできません
※火花が出る恐れがあり!
また饅頭には敷き皮といって、紙や木を底に貼り付けていることがあります。火が付かないように敷き皮は外してから温めるようにしてください。

そのまま食べてももちろん美味しい和菓子も、ひと手間かけると更に美味しくなりますよ。
『味噌饅頭』を食べて身体も心もホカホカに温めてみてはいかがでしょうか。

次回は3月6日(木)の放送です!お楽しみに★
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