和菓子のはなし ~新商品「たかし君のあんぱん」のはなし~
和菓子のはなし ~新商品「たかし君のあんぱん」のはなし~
2025.04.04
RKCラジオで毎月第1木曜日の午前10時35分頃から放送している「和菓子のはなし」

和菓子の魅力、美味しさを、創業元禄初年(1688年)西川屋老舗・池田真浩さんと
楽しくお伝えしています。

今回紹介するのは、新商品たかし君のあんぱんついて!!



※2025年4月時点での内容です


 
『あんぱん饅頭が西川屋に誕生!』
やなせたかしと妻の暢をモデルにした朝の連続ドラマがスタート!
それにちなんだお菓子も続々登場しているなか、西川屋老舗でも新商品が登場しました!
それがたかし君のあんぱん』 



これはあんぱんをモチーフにした焼饅頭、いわゆるあんぱん饅頭

あんぱん饅頭は国内のあちこちで作られていて、西川屋でも、もともと作りたいという思いがあったそうです。
『たかし君のあんぱん』は、つぶあんをたっぷりと込めた、あんぱん風の焼饅頭

見た目からあんぱんらしく、実際のあんぱんと同じようにてっぺんは卵を塗って色付けを行い、ゴマが散らされています。

小麦が香るしっとりした食感の生地を頬張ると、中からつぶあんが現れて深いコクが楽しめます♪
甘さは優しくも満足感たっぷり!和菓子らしく、そこに弾けるゴマの香りが華やかに彩りを添えています。
『パン作りの技術×和菓子』
実際のあんぱんづくりにはドリュール」というツヤ出しの工程があるそう。
あんぱんのてっぺんがツヤのある濃い色なのは、焼く前に卵を刷毛で塗ることで、その部分にツヤをつけているからなんだそうです。

『たかし君のあんぱん』でも、それと同じ工程を行っているので見た目がいかにもあんぱんらしく仕上がっています。
本物のパンより小さいサイズに次々と全部手作業で手早く卵を塗っていくのは至難の業!それを可能にしているのが、和菓子職人の手さばき

実はこの「ドリュール」、栗饅頭でも同じことを行っているそうです。
和菓子にもパン作りの技術が取り入れられているんですね。

中に包んだつぶあんは、自社で豆から炊き上げている特製のもの。その味わいを特徴づけているのが「渋切り」の少なさ

「渋切り」とは小豆を煮るときに、アク抜きのために煮汁を捨てる作業のこと。これを何度も行うとクリーンな味わいのあんこになっていきます。西川屋のつぶあんはこの「渋切り」が1回のみ。こうすることで小豆が本来持っている、コクが深く香りのしっかりした、濃厚で満足感のあるつぶあんに仕上がるそうです。

食べると元気が出るような愛と勇気が詰まったおいしいあんぱん饅頭『たかし君のあんぱん』ぜひチェックしてみてくださいね。

次回は5月1日(木)の放送です!お楽しみに★
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