TV特別番組「産振のお時間です。」教えて!第5期高知県産業振興計画!
2024.09.13
皆さんは高知県が推進している“産業振興計画”って知っていますか?
高知県が、県経済を根本から元気にするためのトータルプラン・産業振興計画を策定し、平成21年度(2009年度)から取り組みをスタートしたもの!
官民一体による取り組みを通じて、地産外商が大きく前進しました!
一方で近年は、人口減少による人手不足の深刻化や物価高騰の長期化、また、世界的なデジタル化、グリーン化の加速など、高知県を取り巻く社会経済情勢は大きく変化しています。
こうした変化に対応すべく、高知県は今年度から新たに第5期産業振興計画をスタートさせました。さて、その中身とは?
※2024年9月8日放送
※掲載している内容は放送当時のものになります
※放送内容のダイジェスト版です
高知県が、県経済を根本から元気にするためのトータルプラン・産業振興計画を策定し、平成21年度(2009年度)から取り組みをスタートしたもの!
官民一体による取り組みを通じて、地産外商が大きく前進しました!
一方で近年は、人口減少による人手不足の深刻化や物価高騰の長期化、また、世界的なデジタル化、グリーン化の加速など、高知県を取り巻く社会経済情勢は大きく変化しています。
こうした変化に対応すべく、高知県は今年度から新たに第5期産業振興計画をスタートさせました。さて、その中身とは?
※2024年9月8日放送
※掲載している内容は放送当時のものになります
※放送内容のダイジェスト版です
『第5期産業振興計画のポイント!』
第5期産業振興計画について詳しく教えてもらおうとやって来たのは高知県庁!
出迎えてくれたのは濵田省司高知県知事!と高知県のイメージキャラクターくろしおくん。
第5期産業振興計画のポイントについて聞いてみました。
<ポイント>
・地域の産業を強くして外に打って出る、海外を含めて外に打って出る!
・デジタル化あるいはグリーン化という時代の流れを先取りして新しい価値を生み出すイノベーションを戦略の柱にすえて、各分野で取り組みを進める!
カギは「地産外商」と「イノベーション」
具体的にどんな取り組みが進んでいるのか
さっそく現場へ向かってみましょう!!
出迎えてくれたのは濵田省司高知県知事!と高知県のイメージキャラクターくろしおくん。
第5期産業振興計画のポイントについて聞いてみました。
<ポイント>
・地域の産業を強くして外に打って出る、海外を含めて外に打って出る!
・デジタル化あるいはグリーン化という時代の流れを先取りして新しい価値を生み出すイノベーションを戦略の柱にすえて、各分野で取り組みを進める!
カギは「地産外商」と「イノベーション」
具体的にどんな取り組みが進んでいるのか
さっそく現場へ向かってみましょう!!
『水産業×イノベーション』
やって来たのは高知県の西部に位置する土佐清水市!
なんでも市場で画期的なデジタルシステムが導入されたそう。それがこちら!
魚の種類や重量などの情報が一目で分かる!
このシステムは2024年3月、高知県漁協清水統括支所が導入したもので、土佐清水市貝ノ川漁港でその日水揚げされた魚の情報がリアルタイムで市場で確認できるんです!
すごいシステム・・・!高知県水産政策課の谷口正雄チーフに詳しく教えてもらいました🐟
市場を運営している漁協は職員の不足が課題!そこで県は漁協や漁業者、地元の自治体などと協議をしながらデジタル技術の導入による市場業務の効率化を進めているところと教えてくれました!
市場のシステムにデータを提供しているのが、宿毛市の与力水産。
与力水産は担い手不足で10年間止まっていた貝ノ川漁港の定置網漁を2021年に復活!
少ない人数でも効率的に業務が進むよう、自動計量システムを導入しているそうです。
水揚げされた魚の情報は、タブレットで魚種や大きさを選択し、その後、計量器に載せるだけであっという間にデータ化されていきます。
それまでは全て手書きし、集計してFAXで送って…とかなり手間のかかる作業だったのが、このシステムで一気に楽になったそう!
このデジタル技術導入の取り組みは、貝ノ川だけでなく土佐清水市の全市場へ広げていくそうです。
さらに今後は高知県全体に展開していく展望も✨
高知県で獲れた「美味しい魚」!
人口減少・担い手不足の中、こういったスマート化を進めることで高知県産の魚が県内外にもっと広がっていくことを期待しています!
なんでも市場で画期的なデジタルシステムが導入されたそう。それがこちら!
魚の種類や重量などの情報が一目で分かる!
このシステムは2024年3月、高知県漁協清水統括支所が導入したもので、土佐清水市貝ノ川漁港でその日水揚げされた魚の情報がリアルタイムで市場で確認できるんです!
すごいシステム・・・!高知県水産政策課の谷口正雄チーフに詳しく教えてもらいました🐟
市場を運営している漁協は職員の不足が課題!そこで県は漁協や漁業者、地元の自治体などと協議をしながらデジタル技術の導入による市場業務の効率化を進めているところと教えてくれました!
市場のシステムにデータを提供しているのが、宿毛市の与力水産。
与力水産は担い手不足で10年間止まっていた貝ノ川漁港の定置網漁を2021年に復活!
少ない人数でも効率的に業務が進むよう、自動計量システムを導入しているそうです。
水揚げされた魚の情報は、タブレットで魚種や大きさを選択し、その後、計量器に載せるだけであっという間にデータ化されていきます。
それまでは全て手書きし、集計してFAXで送って…とかなり手間のかかる作業だったのが、このシステムで一気に楽になったそう!
このデジタル技術導入の取り組みは、貝ノ川だけでなく土佐清水市の全市場へ広げていくそうです。
さらに今後は高知県全体に展開していく展望も✨
高知県で獲れた「美味しい魚」!
人口減少・担い手不足の中、こういったスマート化を進めることで高知県産の魚が県内外にもっと広がっていくことを期待しています!
『林業×イノベーション』
さて、続いてやってきたのは高知市仁井田にあるビル!
天井や壁にもヒノキが使われていて素敵な空間が広がっています♪
実はこのビル、「木造」ビルなんです!
森林率日本一を誇る高知県!
「コレモク」と名付けられたこのビルは、高知県産材の新たな需要拡大に向けて県が複数の企業と2018年から開発に向けた研究を進めてきたもので「高知モデル」の第1号ビル!
“コレモク”の名前の由来をコレモク推進室の北添幸誠代表に教えてもらいました!
高知県産の木材の魅力、全国に伝わってほしいですね!!
ということで木造ビル「コレモク」の集成材を製造しているウッドテクノスの岡豊工場へ。
コレモク「高知モデル」は、設計提案から木材供給までを県内でパッケージ化!
なので適正価格の提案や施工の迅速さという魅力がポイント。
小型の3、4階建てのビルでは、鉄骨造しか選択肢がない中で、新たな有力商品となる可能性も。さらに建物の建て方や部材を提供する仕組みができているので、技術面でのサポート体制も備わっています。
高知県は高知県産材の木造ビル「コレモク」を2025年に10棟建設し、四国や関西での普及を目指しているそう!
高知モデルという標準モデルを作って提案から供給体制を確立したことで、新たな価値を生み出した、まさにイノベーションの現場でした🌳
天井や壁にもヒノキが使われていて素敵な空間が広がっています♪
実はこのビル、「木造」ビルなんです!
森林率日本一を誇る高知県!
「コレモク」と名付けられたこのビルは、高知県産材の新たな需要拡大に向けて県が複数の企業と2018年から開発に向けた研究を進めてきたもので「高知モデル」の第1号ビル!
“コレモク”の名前の由来をコレモク推進室の北添幸誠代表に教えてもらいました!
高知県産の木材の魅力、全国に伝わってほしいですね!!
ということで木造ビル「コレモク」の集成材を製造しているウッドテクノスの岡豊工場へ。
コレモク「高知モデル」は、設計提案から木材供給までを県内でパッケージ化!
なので適正価格の提案や施工の迅速さという魅力がポイント。
小型の3、4階建てのビルでは、鉄骨造しか選択肢がない中で、新たな有力商品となる可能性も。さらに建物の建て方や部材を提供する仕組みができているので、技術面でのサポート体制も備わっています。
高知県は高知県産材の木造ビル「コレモク」を2025年に10棟建設し、四国や関西での普及を目指しているそう!
高知モデルという標準モデルを作って提案から供給体制を確立したことで、新たな価値を生み出した、まさにイノベーションの現場でした🌳
『竹林×イノベーション』
竹林でもイノベーションが進んでいる…!?
ということで向かったのは南国市白木谷。道路脇にあるこちらの竹林、高知県内でもよく見る風景ですが、この竹を活用して新しい製品が生み出されたそう。
住民グループが伐採した竹を機械へ投入し細かなチップにしていきます。
このチップ化した材料で新たな商品を手がける南国市のミロクテクノウッドを訪ねました。
ミロクテクノウッドは自動車のハンドルなどを手がける自動車部品製造会社。
県産の竹を使用したハンドルは、レクサスシリーズに2012年から採用されています!
そして2021年から県や東海理化と共同で研究をはじめ、新たな材料が完成!それがバンブープラス。
竹の配合が50パーセント以上の樹脂との複合材料で、様々な形状の自動車部品や家電製品の原料としての使用が可能になっています!
竹が成長段階でCO2を吸収するため、グリーン化に貢献する優れた新材料なんです!
ミロクテクノウッドの山本敦室長によると…
グリーン化を推し進める画期的な材料となりそうです!
放置が問題となっていた竹林が環境に優しい自動車部品の材料へと生まれ変わる…!
現状の課題を解決&地産外商にもつながる新たなイノベーションです!
ということで向かったのは南国市白木谷。道路脇にあるこちらの竹林、高知県内でもよく見る風景ですが、この竹を活用して新しい製品が生み出されたそう。
住民グループが伐採した竹を機械へ投入し細かなチップにしていきます。
このチップ化した材料で新たな商品を手がける南国市のミロクテクノウッドを訪ねました。
ミロクテクノウッドは自動車のハンドルなどを手がける自動車部品製造会社。
県産の竹を使用したハンドルは、レクサスシリーズに2012年から採用されています!
そして2021年から県や東海理化と共同で研究をはじめ、新たな材料が完成!それがバンブープラス。
竹の配合が50パーセント以上の樹脂との複合材料で、様々な形状の自動車部品や家電製品の原料としての使用が可能になっています!
竹が成長段階でCO2を吸収するため、グリーン化に貢献する優れた新材料なんです!
ミロクテクノウッドの山本敦室長によると…
グリーン化を推し進める画期的な材料となりそうです!
放置が問題となっていた竹林が環境に優しい自動車部品の材料へと生まれ変わる…!
現状の課題を解決&地産外商にもつながる新たなイノベーションです!
『次世代産業創造プロジェクトも!』
産業振興計画には「次世代産業創造プロジェクト」も!
それが
・ヘルスケアイノベーションプロジェクト
・アニメプロジェクト
・グリーンLPガスプロジェクト の3つ!
このうちアニメプロジェクトは、アニメクリエイターやアニメ関連企業を呼び込むことで、県内にアニメ産業を集積し、雇用創出や地域産業の活性化につなげようという取り組みです。
アニメ関連企業が進出先を決定するときには、アニメ制作に必要なスキルを持った人材を現地で確保できることが重要なポイント!
そこで高知県は、県内の学生などを対象に、アニメ制作の仕事に対する関心を高めるため、中期的な人材育成の取り組みのひとつとして、講演会や体験講座を実施しています。
また8月には、アニメ制作体験講座も!
こうした取り組みを通じて、若者や女性、UIターンの方にとって魅力のあるアニメ制作の仕事を作り出していっているんですね🌟
それが
・ヘルスケアイノベーションプロジェクト
・アニメプロジェクト
・グリーンLPガスプロジェクト の3つ!
このうちアニメプロジェクトは、アニメクリエイターやアニメ関連企業を呼び込むことで、県内にアニメ産業を集積し、雇用創出や地域産業の活性化につなげようという取り組みです。
アニメ関連企業が進出先を決定するときには、アニメ制作に必要なスキルを持った人材を現地で確保できることが重要なポイント!
そこで高知県は、県内の学生などを対象に、アニメ制作の仕事に対する関心を高めるため、中期的な人材育成の取り組みのひとつとして、講演会や体験講座を実施しています。
また8月には、アニメ制作体験講座も!
こうした取り組みを通じて、若者や女性、UIターンの方にとって魅力のあるアニメ制作の仕事を作り出していっているんですね🌟
『地産外商を強力推進×とさとさ in 大阪』
最後に紹介するのは、高知県を飛び出して大阪へ!
そう、JR大阪駅直結のKITTE大阪2階に2024年7月31日に高知県の新アンテナショップ「とさとさ」がOPENし大きな話題に!
東京のまるごと高知に続いて、県の2か所目のアンテナショップです。
「とさとさ」は約40坪の売り場面積に、カツオやユズの加工品から菓子や酒など高知の食を代表する900点ほどの商品が並んでいます。
中でも人気なのが…
高知と言えばやっぱりカツオ!冷凍カツオは県内6事業者の商品を揃え、連日売り切れるほどの人気!
今年度の目標は利用者33万人、売り上げ1億2千万円!
関西圏での地産外商の拡大拠点が「とさとさ」なんです。
実はとさとさ、これだけじゃないんです…!
実物とデジタルをうまく連携して相互作用を図っているのも特徴!
店内にあるデジタルサイネージ。そのすぐ前には高知県の伝統工芸品である土佐古代塗や内原野焼が展示されています。
こちらでは実際に作ってる映像を見ながら商品を見ることができます!
デジタルの利点を活かしながら商品の魅力をさらに発信していく工夫も取り入れられています🌟
また観光地や食を伝えるデジタルサイネージも。
さらに高知県では大型客船の寄港や台湾へのチャーター便の運航などで外国人観光客も近年増加中。2023年5月に就航した台湾とのチャーター便は、毎週水曜と土曜の合わせて2便が運行中で、2024年7月末までに2万人以上が利用しているんです!
そして地産外商を進めていくために、とさとさでは「オール高知の体制で展開」しているのも大きな特徴の1つ。
「とさの店」というパンフレットには、関西圏にある高知にゆかりのあるお店103店舗が掲載されています。103=土佐!
これらの店舗は提供する食材を高知県から取り寄せたり、高知の歴史や文化を発信したりと
高知県の地産外商に大きく協力してくれています。
濵田高知県知事と大学の同級生で大親友という大阪観光局の溝畑宏理事長に、高知県の魅力について聞いてみました!
「高知県、四国の中でも極上の田舎って言うじゃないですか。とっても質の高いクオリティの高い空間とね、あと人と人のコミュニケーション、すべてのところで僕らが疲れた時にふと行きたくなる。大都市に住んでる人にとって最高の受け皿になってくれると大変期待感がある」と、熱くその魅力を語ってくれました!
高知県が進める第5期産業振興計画、新たな価値を創造する「イノベーション」と関西戦略など「地産外商」の拡大!
地域における新しい挑戦で、持続的に経済が発展する高知県の実現!
高知県民みんなで取り組んでいきましょう♪
そう、JR大阪駅直結のKITTE大阪2階に2024年7月31日に高知県の新アンテナショップ「とさとさ」がOPENし大きな話題に!
東京のまるごと高知に続いて、県の2か所目のアンテナショップです。
「とさとさ」は約40坪の売り場面積に、カツオやユズの加工品から菓子や酒など高知の食を代表する900点ほどの商品が並んでいます。
中でも人気なのが…
高知と言えばやっぱりカツオ!冷凍カツオは県内6事業者の商品を揃え、連日売り切れるほどの人気!
今年度の目標は利用者33万人、売り上げ1億2千万円!
関西圏での地産外商の拡大拠点が「とさとさ」なんです。
実はとさとさ、これだけじゃないんです…!
実物とデジタルをうまく連携して相互作用を図っているのも特徴!
店内にあるデジタルサイネージ。そのすぐ前には高知県の伝統工芸品である土佐古代塗や内原野焼が展示されています。
こちらでは実際に作ってる映像を見ながら商品を見ることができます!
デジタルの利点を活かしながら商品の魅力をさらに発信していく工夫も取り入れられています🌟
また観光地や食を伝えるデジタルサイネージも。
さらに高知県では大型客船の寄港や台湾へのチャーター便の運航などで外国人観光客も近年増加中。2023年5月に就航した台湾とのチャーター便は、毎週水曜と土曜の合わせて2便が運行中で、2024年7月末までに2万人以上が利用しているんです!
そして地産外商を進めていくために、とさとさでは「オール高知の体制で展開」しているのも大きな特徴の1つ。
「とさの店」というパンフレットには、関西圏にある高知にゆかりのあるお店103店舗が掲載されています。103=土佐!
これらの店舗は提供する食材を高知県から取り寄せたり、高知の歴史や文化を発信したりと
高知県の地産外商に大きく協力してくれています。
濵田高知県知事と大学の同級生で大親友という大阪観光局の溝畑宏理事長に、高知県の魅力について聞いてみました!
「高知県、四国の中でも極上の田舎って言うじゃないですか。とっても質の高いクオリティの高い空間とね、あと人と人のコミュニケーション、すべてのところで僕らが疲れた時にふと行きたくなる。大都市に住んでる人にとって最高の受け皿になってくれると大変期待感がある」と、熱くその魅力を語ってくれました!
高知県が進める第5期産業振興計画、新たな価値を創造する「イノベーション」と関西戦略など「地産外商」の拡大!
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