和菓子のはなし ~龍馬にちなんだ和菓子「龍馬物語」のはなし~
2024.11.07
RKCラジオで毎月第1木曜日の午前10時35分頃から放送している「和菓子のはなし」
和菓子の魅力、美味しさを、創業元禄初年(1688年)西川屋老舗・池田真浩さんと楽しくお伝えしています。
今月紹介するのは、坂本龍馬にちなんだ和菓子!「龍馬物語」について。
※2024年11月時点での内容です
和菓子の魅力、美味しさを、創業元禄初年(1688年)西川屋老舗・池田真浩さんと楽しくお伝えしています。
今月紹介するのは、坂本龍馬にちなんだ和菓子!「龍馬物語」について。
※2024年11月時点での内容です
『11月15日は龍馬の誕生日』
土佐・高知で11月と言えば、坂本龍馬の誕生日!
<出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/)>
龍馬は天保6年(1835年)の11月15日に生まれたとされています。ということで今回池田さんが持ってきてくれたのは坂本龍馬を通して想像を膨らませたお菓子『龍馬物語』!
坂本龍馬と言えば新し物好きで知られています。袴姿にブーツを履いて、ピストルを携えていたのは有名ですよね。そんな積極的に洋風のスタイルを取り入れた龍馬にちなんで、昔ながらの焼饅頭を洋風にアレンジした和菓子が「龍馬物語」。
茶色い見た目でチョコレート風味!中には白あんと、高知特産の小夏のピューレが包まれています。まさに和洋折衷!チョコレートと柑橘と言えば、洋菓子では鉄板の組み合わせ!チョコレートの華やかさ・小夏の爽やかさを、コクがありながらもあっさりとした白あんが引き立てています。
新しい物好きの龍馬なら「もしかしたらチョコレートも食べていたかも?」と想像して生まれたお菓子だと教えてくれました♪
<出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」 (https://www.ndl.go.jp/portrait/)>
龍馬は天保6年(1835年)の11月15日に生まれたとされています。ということで今回池田さんが持ってきてくれたのは坂本龍馬を通して想像を膨らませたお菓子『龍馬物語』!
坂本龍馬と言えば新し物好きで知られています。袴姿にブーツを履いて、ピストルを携えていたのは有名ですよね。そんな積極的に洋風のスタイルを取り入れた龍馬にちなんで、昔ながらの焼饅頭を洋風にアレンジした和菓子が「龍馬物語」。
茶色い見た目でチョコレート風味!中には白あんと、高知特産の小夏のピューレが包まれています。まさに和洋折衷!チョコレートと柑橘と言えば、洋菓子では鉄板の組み合わせ!チョコレートの華やかさ・小夏の爽やかさを、コクがありながらもあっさりとした白あんが引き立てています。
新しい物好きの龍馬なら「もしかしたらチョコレートも食べていたかも?」と想像して生まれたお菓子だと教えてくれました♪
『龍馬に縁のある和菓子』
龍馬と縁の深い和菓子としては、カステラもあるそう。龍馬は、妻のお龍と日本で初めて新婚旅行をした人としても言われています。その行き先は薩摩・現在の鹿児島県でした。そこで霧島山という山に登るのですが、その際に弁当代わりにカステラを持参したと言われます。
その翌年に龍馬は海援隊を結成しますがここでもカステラが登場!海援隊が残した雑記帳にはカステラの製法が記録されています。なぜこの記録を残したのか詳しいことはわかっていないようですが、新婚旅行で食べたお菓子の作り方をわざわざ調べて書き残していたのだとすれば、とても微笑ましい話ですよね。
さらに池田さんがもう一つ坂本龍馬と縁のある和菓子として紹介してくれたのが「金平糖」
龍馬はかわいがっていた姪の春猪に向けた手紙の中で「金平糖の鋳型(いがた)みたいなデコボコのお肌を気に掛けているんだろう」とからかっています。
金平糖のデコボコした形は、よく型に流し込んで固めていると勘違いされている方も多いそうですが実際には、鍋にグラニュー糖やザラメ糖などを芯として入れた後、傾けてゆっくりと回転させながら砂糖蜜を少しずつかけて作っていくもの。
そうすることで段々雪だるまのように大きくなり、転がっているうちにあのデコボコができるんだとか。その制作期間はなんと約2週間!型に流して固めてハイ終わり!というわけではないんです。龍馬も知らなかった金平糖の意外なはなしでした。
カステラも金平糖も、もとは戦国時代にポルトガルから海を渡って伝えられてきた、南蛮菓子と言われるお菓子。海援隊を率いて開国に尽力した龍馬ですから、お菓子の趣味も海の向こうに目線が向いていたのかもしれませんね。
ぜひ、龍馬に思いを馳せながら「龍馬物語」を味わってみて下さい。
次回は12月5日(木)の放送です!お楽しみに★
その翌年に龍馬は海援隊を結成しますがここでもカステラが登場!海援隊が残した雑記帳にはカステラの製法が記録されています。なぜこの記録を残したのか詳しいことはわかっていないようですが、新婚旅行で食べたお菓子の作り方をわざわざ調べて書き残していたのだとすれば、とても微笑ましい話ですよね。
さらに池田さんがもう一つ坂本龍馬と縁のある和菓子として紹介してくれたのが「金平糖」
龍馬はかわいがっていた姪の春猪に向けた手紙の中で「金平糖の鋳型(いがた)みたいなデコボコのお肌を気に掛けているんだろう」とからかっています。
金平糖のデコボコした形は、よく型に流し込んで固めていると勘違いされている方も多いそうですが実際には、鍋にグラニュー糖やザラメ糖などを芯として入れた後、傾けてゆっくりと回転させながら砂糖蜜を少しずつかけて作っていくもの。
そうすることで段々雪だるまのように大きくなり、転がっているうちにあのデコボコができるんだとか。その制作期間はなんと約2週間!型に流して固めてハイ終わり!というわけではないんです。龍馬も知らなかった金平糖の意外なはなしでした。
カステラも金平糖も、もとは戦国時代にポルトガルから海を渡って伝えられてきた、南蛮菓子と言われるお菓子。海援隊を率いて開国に尽力した龍馬ですから、お菓子の趣味も海の向こうに目線が向いていたのかもしれませんね。
ぜひ、龍馬に思いを馳せながら「龍馬物語」を味わってみて下さい。
次回は12月5日(木)の放送です!お楽しみに★
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