和菓子のはなし ~春の和菓子「桜きんつば」のはなし~
和菓子のはなし ~春の和菓子「桜きんつば」のはなし~
2025.03.06
RKCラジオで毎月第1木曜日の午前10時35分頃から放送している「和菓子のはなし」
今回は3週目にお送りしました。

和菓子の魅力、美味しさを、創業元禄初年(1688年)西川屋老舗・池田真浩さんと
楽しくお伝えしています。

今回紹介するのは、春の和菓子桜きんつばついて!!



※2025年3月時点での内容です


 
『桜の香りただよう和菓子・桜きんつば』
春の和菓子ということで、今回池田さんが持ってきてくれたのは桜きんつば



桜の香りがするお菓子は最近では桜スイーツと呼ばれて色々な種類が出ていますよね。
そのご先祖様といえばやっぱり桜餅!その歴史は江戸時代に、長命寺という隅田川沿いのお寺で門番をしていた人が、桜の落ち葉掃除をしているときに「これを塩漬けにしてお菓子にしてはどうか」と思いついて、桜餅が生まれたと言われます。今ではすっかり春の定番の和菓子。

この春定番の香りをきんつばに込めたのが『桜きんつば』。

きんつばといえば小豆のつぶあんですが、西川屋は白あんのつぶあんを桜色に染めています。
あっさりした白あんですが、つぶあんなので豆のコクも感じられて、そこに桜の華やかな香りも重なる、心躍る味わい!春らしさ満点です🌸
『きんつばとは!?』
きんつばとは小麦粉を水で溶いた衣をあんこにつけて焼いたものですが、ちょっと不思議な名前ですよね。

実はもともとは、「きんつば」ではなくぎんつばと言われていたそうです!確かに、小豆餡に衣がついた色合いは「金色」というよりは「銀色」に近い!

『桜きんつば』は桜の花の色ですが江戸時代の人たちは、衣で包まれたあんこの色に銀色を見出して、言葉遊びでそれを「金」と呼んで楽しんでいたそうです。粋ですよね!
『西川屋の桜まつりも!』
西川屋では、3月8日から桜まつりが開催されます。桜餡を使ったどら焼きやいちご大福、今回紹介してもらった桜きんつばなど、桜にちなんだお菓子がたくさん並びます。さらに新発売の桜マドレーヌも!





次回は4月3日(木)の放送です!お楽しみに★
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