BOOKS ランキング&今週のおすすめの一冊 2025/2/25放送
BOOKS ランキング&今週のおすすめの一冊 2025/2/25放送
2025.02.25
毎週火曜日9時20分頃から、RKCラジオの「とさこちラジオ」で放送しているBOOKSランキング!

2月25日に放送した内容をご紹介します
『2月25日放送 BOOKSランキング!TOP10』
🔻ランキング🔻※2月19日付
                
1位 歌集 ゆふすげ
    美智子 著  <岩波書店>      





2位 C線上のアリア
       湊かなえ著  <朝日新聞出版>   




3位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    三宅香帆 著  <集英社>





4位 藍を継ぐ海
    伊与原新 著  <新潮社>

 



5位 人生の結論
      小池一夫 著 <朝日新聞出版>





6位 恋とか愛とかやさしさなら  初登場
    一穂ミチ 著  <小学館> 




 
7位やなせたかし みんなの夢まもるため
  やなせたかし他 著 <NHK出版>





8位 日本が心配 初登場
     養老孟司 著  <PHP研究所>   





9位 カフネ
      阿部暁子 著  <講談社>  





10位 とさぶんたんのぶんこちゃん
        松田雅子 文 / 三本桂子 絵 <アトリエよくばり子リス>


『今週の初登場作品!』
今週のランキング初登場!

「恋とか愛とかやさしさなら」 一穂ミチ 著 / 出版社 小学館
プロポーズの翌日、恋人が盗撮で捕まった。カメラマンの新夏(にいか)(ひら)()と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。
男と女の欲望のブラックボックスに迫る、著者新境地となる恋愛小説。
2025年本屋大賞ノミネート作品。


「日本が心配」養老孟司 著 / 出版社 PHP研究所
将来、南海トラフ巨大地震が日本を襲い、死者32万人など莫大な被害が出ることが予想されている。
「地震後の日本社会が心配」と語る養老孟司が、地震と災害後の日本について識者と語る。
『今週のおすすめの一冊』
愛の人やなせたかし」 
小手鞠るい 著  / やなせたかし イラスト  〈講談社文庫〉



 今回、私が紹介させて頂く本は、1月15日に発売された講談社文庫「愛の人やなせたかし」です。著者の小手鞠(こでまり)るいさんは、1981年に「詩とメルヘン賞」、1993年
には「海燕(かいえん)新人文学賞」を受賞され小説家、詩人、児童文学作家として活躍されています。中学生の時に、やなせたかしさんの詩と出会い、その後、雑誌「詩とメルヘン」に投稿したことをきっかけにして、やなせ先生の励ましとご指導のもとに詩人、小説家になったそうです。

 そんな小手鞠さんが、「愛の人やなせたかし」という作品を書くことは、恩師である「やなせたかし先生」との約束だったそうです。その言葉通りこの本には、多くのやなせ先生の詩や言葉が紹介されています。また、小手鞠さんの人生を振り返りながら、先生とのエピソードが丁寧に描かれていますので、やなせたかしさんの人生が綴られた本でもあります。
 先生は、アンパンマンの作者であると同時に、伝説の雑誌「詩とメルヘン」を創刊し、編集長として30年間にわたり活躍されました。先生が情熱を惜しみなく注いだ雑誌の15周年記念号には「君はなんのために生まれたか・・・ぼくは「詩とメルヘン」を編集するためにこの世に生まれました。これがぼくの仕事です。」というメッセージが記されています。「詩とメルヘン」そして「アンパンマン」に込められた、やなせたかしさんの想いとは何だったのでしょうか?この本には、その答えが詰まっています。

「詩とメルヘン」の卒業生である小手鞠るいさんだからこそ語ることが出来る、やなせたかしさんの「愛と献身」の人生を恩師の名作詞の数々とともに綴った感動作です。また、優しい表現と分かりやすい言葉で書かれていますのでとても読みやすい本です。そして、地元「香北町」の地名が登場するたびに嬉しくなり「香美市立やなせたかし記念館」設立の時のエピソードにも驚き感動します。
 「愛の人やなせたかし」是非、読んで頂きたいおすすめの一冊です。


土佐山田店 スタッフ
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