BOOKS ランキング&今週のおすすめの一冊 2024/11/5放送
2024.11.05
毎週火曜日9時20分頃から、RKCラジオの「とさこちラジオ」で放送しているBOOKSランキング!
11月5日に放送した内容をご紹介します★
11月5日に放送した内容をご紹介します★
『11月5日放送 BOOKSランキング!TOP10』
🔻ランキング🔻※10月30日付
1位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
三宅香帆 著 <集英社>
2位 気の毒ばたらき
宮部みゆき 著 <PHP研究所>
3位 新装版 京都ものがたりの道
彬子女王 著 <毎日新聞出版>
4位 プロカウンセラーの聞く技術
東山紘久 著 <創元社>
5位 昭和問答 ※初登場!
田中優子 松岡正剛 著 <岩波書店>
6位 愛するということ
エーリッヒ・フロム 著 <紀伊國屋書店>
7位 ごっくん馬路村の男
依光隆明 著 <リーダーズノート出版>
8位 日曜市の歩き方マップ
文 石川藍・かずさまりや / イラスト いそのけい
9位 口に関するアンケート
背筋 著 <ポプラ社>
10位 いのちの車窓から 2
星野源 著 <KADOKAWA>
1位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
三宅香帆 著 <集英社>
2位 気の毒ばたらき
宮部みゆき 著 <PHP研究所>
3位 新装版 京都ものがたりの道
彬子女王 著 <毎日新聞出版>
4位 プロカウンセラーの聞く技術
東山紘久 著 <創元社>
5位 昭和問答 ※初登場!
田中優子 松岡正剛 著 <岩波書店>
6位 愛するということ
エーリッヒ・フロム 著 <紀伊國屋書店>
7位 ごっくん馬路村の男
依光隆明 著 <リーダーズノート出版>
8位 日曜市の歩き方マップ
文 石川藍・かずさまりや / イラスト いそのけい
9位 口に関するアンケート
背筋 著 <ポプラ社>
10位 いのちの車窓から 2
星野源 著 <KADOKAWA>
『今週の初登場作品!』
今週のランキング初登場!
『昭和問答』 田中優子 松岡正剛 著 <岩波書店>
なぜ私達は競争から降りられないのか、国にとっての独立・自立、そして人間にとっての自立とは何か。これらの難問に答えるべく、明治・大正から平成までを縦横に語りつつ、各々が昭和を知るための本も紹介。
『昭和問答』 田中優子 松岡正剛 著 <岩波書店>
なぜ私達は競争から降りられないのか、国にとっての独立・自立、そして人間にとっての自立とは何か。これらの難問に答えるべく、明治・大正から平成までを縦横に語りつつ、各々が昭和を知るための本も紹介。
『今週のおすすめの一冊』
「ミニシアターの六人」
小野寺史宣 著 <小学館>
今回紹介する作品は2021年11月に刊行された単行本を2024年10月に文庫化されました。
銀座のミニシアターにて『夜、街の隙間』が上映しています。期間は1週間。その最終日前日の午後四時五十分の回。観客は6人。
『夜、街の隙間』は2年前に亡くなった末永監督の追悼上映で、映画の登場人物は四組の男女と警察官と一匹の猫が登場します。映画を観ている6人の観客の心情と上映されている『夜、街の隙間』の物語の内容に沿ってそれぞれの過去や現在が思い起されていきます。
さりげなくかかわり合い、接点があるような、すれ違うような。
ありのままにお伝えすると、大きな事件も大きな驚きも、胸を打つような感動シーンもありません。でもなぜか心に残ります。きっとそれは著者の綿密で計算されつくしたストーリー展開によって満足感を得られるからだと思います。
映画館で働いていたスタッフ、デートをドタキャンされてふらっと観にきた女の子、かつて映画監督になろうと志していた男性など。当たり前ですが、それぞれの人生があり物語があります。何かが大きく変わるわけでもない静かな時間が過ぎていくのが心地よく、ほっこりした気分になります。
デビュー前、シナリオを書いていた事もある著者ならではの世界観が楽しめる作品となっています。夢中になって読み終えた後には単館系映画を見た後のなんともいえない深い余韻を味わえるのではないでしょうか。
金高堂朝倉ブックセンター スタッフ
小野寺史宣 著 <小学館>
今回紹介する作品は2021年11月に刊行された単行本を2024年10月に文庫化されました。
銀座のミニシアターにて『夜、街の隙間』が上映しています。期間は1週間。その最終日前日の午後四時五十分の回。観客は6人。
『夜、街の隙間』は2年前に亡くなった末永監督の追悼上映で、映画の登場人物は四組の男女と警察官と一匹の猫が登場します。映画を観ている6人の観客の心情と上映されている『夜、街の隙間』の物語の内容に沿ってそれぞれの過去や現在が思い起されていきます。
さりげなくかかわり合い、接点があるような、すれ違うような。
ありのままにお伝えすると、大きな事件も大きな驚きも、胸を打つような感動シーンもありません。でもなぜか心に残ります。きっとそれは著者の綿密で計算されつくしたストーリー展開によって満足感を得られるからだと思います。
映画館で働いていたスタッフ、デートをドタキャンされてふらっと観にきた女の子、かつて映画監督になろうと志していた男性など。当たり前ですが、それぞれの人生があり物語があります。何かが大きく変わるわけでもない静かな時間が過ぎていくのが心地よく、ほっこりした気分になります。
デビュー前、シナリオを書いていた事もある著者ならではの世界観が楽しめる作品となっています。夢中になって読み終えた後には単館系映画を見た後のなんともいえない深い余韻を味わえるのではないでしょうか。
金高堂朝倉ブックセンター スタッフ
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