最中(もなか)って何からできてる??春らしい「桜もなか」のはなし
最中(もなか)って何からできてる??春らしい「桜もなか」のはなし
2024.03.07
RKCラジオで毎月第1木曜日に放送している「和菓子のはなし」

和菓子の魅力、美味しさを、創業元禄初年(1688年)西川屋老舗・池田真浩さんと楽しくお伝えしています。

今月紹介するのは桜の香りが楽しめる春らしい和菓子「桜もなか」について。!

桜もなかの「最中」の意外な秘密
春の和菓子と言えば桜餅ですが、今回西川屋の池田さんが紹介してくれたのは、桜の香りが楽しめる『桜もなか』



『桜もなか』とは刻んだ桜葉を加えた白あんを、最中の皮でたっぷり挟んだお菓子

桜の香りがするお菓子は今ではたくさんありますが、そのご先祖様といえばやっぱり桜餅です!江戸時代に、長命寺という隅田川沿いのお寺で門番をしていた人が、桜の落ち葉掃除をしているときに「これを塩漬けにしてお菓子にしてはどうか」と思いついて、桜餅が生まれたと言われます。

桜とあんことお餅。この組み合わせは江戸時代から鉄板のおいしさなんですね。

『桜もなか』の最中は実はお餅を材料に作られています。最中の皮は和菓子店では「最中種(もなかだね)」と呼ばれているそうです。

よく見みると、表面に四角い跡がうっすらと見えます!四角いお餅を焼型に入れて焼いて作るので、もともとのお餅の形が跡として残るというわけなんですね。

池田さんが外国の方に最中を説明する時は「もち米でできたウエハースです」と、伝えているそうですよ。確かに「最中って何でできているの?」と聞かれても、分からないという人が結構多いかも!

ちなみにアイスクリームを最中の「あん」にする時は、水分が多いアイスとくっついてもパリパリした食感が残るように、あえて小麦粉を使われているそうです。ただ和菓子店の最中の多くは、お餅からできているということは初耳でした!
西川屋の桜まつりは3月9日から!
3月9日から4月7日まで西川屋全店で桜まつりが開催されます!

桜餡を使ったどら焼きやいちご大福、桜ブッセなど、桜にちなんだお菓子がたくさん!ぜひお出かけ下さい!

チラシは🔻
2024sakuramatsuri.pdf

そして4月から「和菓子のはなし」の放送時間が午前10時35分~にお引越しになります🌟

引き続きお聴きくださいね♪
 
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