![BOOKS ランキング&今週のおすすめの一冊 2024/12/17放送](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/世界の果てまで行って喰う サムネ.jpg)
BOOKS ランキング&今週のおすすめの一冊 2024/12/17放送
2024.12.17
毎週火曜日9時20分頃から、RKCラジオの「とさこちラジオ」で放送しているBOOKSランキング!
12月17日に放送した内容をご紹介します★
12月17日に放送した内容をご紹介します★
『12月17日放送 BOOKSランキング!TOP10』
🔻ランキング🔻※12月11日付
1位 パンどろぼうとりんごかめん
柴田ケイコ 作 <KADOKAWA>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217175834-1.jpeg)
2位 またどこかで
伊集院静 著 <講談社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217175912-2.jpeg)
3位 やなせたかし みんなの夢まもるため
やなせたかし他 著 <NHK出版>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217175935-3.jpeg)
4位 くまたのびっくりだいさくせん
柴田ケイコ 作 <白泉社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180000-4.jpeg)
5位 少年が来る
ハン ガン <クオン>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217181041-13.jpeg)
6位 人生の結論 ※初登場!
小池一夫 著 <朝日新聞出版>
![人生の結論(新書682)[小池一夫]](https://shop.r10s.jp/book/cabinet/7823/9784022737823.jpg)
7位 人生の壁
養老孟司 著 <新潮社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180337-8.jpeg)
8位 日曜市の歩き方マップ
文 石川藍・かずさまりや / イラスト いそのけい
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180534-9.png)
9位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
三宅香帆 著 <集英社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180602-10.jpeg)
10位 皇后は闘うことにした ※初登場!
林真理子 著 <文藝春秋>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180957-12.jpeg)
1位 パンどろぼうとりんごかめん
柴田ケイコ 作 <KADOKAWA>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217175834-1.jpeg)
2位 またどこかで
伊集院静 著 <講談社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217175912-2.jpeg)
3位 やなせたかし みんなの夢まもるため
やなせたかし他 著 <NHK出版>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217175935-3.jpeg)
4位 くまたのびっくりだいさくせん
柴田ケイコ 作 <白泉社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180000-4.jpeg)
5位 少年が来る
ハン ガン <クオン>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217181041-13.jpeg)
6位 人生の結論 ※初登場!
小池一夫 著 <朝日新聞出版>
![人生の結論(新書682)[小池一夫]](https://shop.r10s.jp/book/cabinet/7823/9784022737823.jpg)
7位 人生の壁
養老孟司 著 <新潮社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180337-8.jpeg)
8位 日曜市の歩き方マップ
文 石川藍・かずさまりや / イラスト いそのけい
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180534-9.png)
9位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
三宅香帆 著 <集英社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180602-10.jpeg)
10位 皇后は闘うことにした ※初登場!
林真理子 著 <文藝春秋>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217180957-12.jpeg)
『今週の初登場作品!』
今週のランキング初登場!
『人生の結論』 小池一夫 著 <朝日新聞出版>
人は、どうやって生きたら幸せになれるのだろう。人との心地よい距離感の保ち方から、しんどい仕事の乗り切り方、極上の日常のつくり方、そして、豊かな年の重ね方まで、数々の人生訓を新たに完全書き下ろし。
『皇后は闘うことにした』 林真理子 著 <文藝春秋>
婚約破棄したわがままプリンス、選び抜かれた宮家の嫁、そして大正天皇の后。
さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する”心の内”が綴られる。皇族華族の縁談に迫った衝撃の短編集。
『人生の結論』 小池一夫 著 <朝日新聞出版>
人は、どうやって生きたら幸せになれるのだろう。人との心地よい距離感の保ち方から、しんどい仕事の乗り切り方、極上の日常のつくり方、そして、豊かな年の重ね方まで、数々の人生訓を新たに完全書き下ろし。
『皇后は闘うことにした』 林真理子 著 <文藝春秋>
婚約破棄したわがままプリンス、選び抜かれた宮家の嫁、そして大正天皇の后。
さまざまな立場に葛藤する皇族を描いた5つの短編には、読む者を圧倒する”心の内”が綴られる。皇族華族の縁談に迫った衝撃の短編集。
『今週のおすすめの一冊』
「世界の果てまで行って喰う」
石田ゆうすけ 著 <新潮社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217181308-14.jpeg)
旅行エッセイを読むのが好きです。一歩も外に出ずに世界一周したような気分を味わえるのが魅力ですが、中でも、未知のグルメを案内してくれる、食に関するエッセイに一番心惹かれます。
今回ご紹介する本は、自転車でトータル世界3周を旅した著者の、食にまつわるエッセイです。なぜ、自転車なのか?まず、電車やバスの旅だと、駅から駅へ、つまり点から点への旅になるのに対して、自転車なら線の旅、移動の道中すべてがより記憶に刻まれる、濃密な旅になるからだそうです。
そしてもう一つの理由に、著者の食いしん坊ぶりがあらわれています。それは自転車でひたすら体力を消耗した後の食事は、よりいっそう美味しくなるから。空腹に勝る調味料なしとはよく言ったもので、確かに同じ食事をするならより美味しくいただきたいもの。たとえば、灼熱の地獄のような暑さの中、フラフラになりながら自転車をこぎ続け、その先で食事にありついた時の、えもいわれぬ幸福感。それを味わうために、ひたすら走り続ける気力と体力には感心させられます。
そうして出会う、世界の様々な料理には、それ自体が勿論、よだれが出そうな美味しそうなもの目白押しなのですが、それをとりまく人々との交流が、料理以上に魅力的で、時に感動すらおぼえます。
世界各地では飲食店での食事もありますが、自転車ひとつで旅する日本人は珍しがられ、面白がられ、家に招かれて食事をするような場面も登場します。現地の人はあまり食べない高級な魚料理を、日本人は魚が好きだろうとわざわざ作ってくれたり、初対面の外国人である著者に、決して裕福とは言えない現地のトラックドライバーが、高級な串焼き肉をご馳走してくれたり。そういう人の優しさが、皆、恩着せがましくなく、ごく自然で、読んでいるとちょっと泣きそうになるのですが、一緒に食事をするという行為が、人と人との距離を思いのほか近づけるのだなと感じます。
一方で、そんな食にまつわる心あたたまるエピソードだけでなく、それ食べて大丈夫?!と心配になるような、色々な意味でヤバい食べ物や、あからさまに美味しくなさそうな食べ物も出てくるのが、この本の面白いところです。個人的に衝撃的だったものを紹介すると、一つは欧米人の多くがお米の炊き方を知らないという事実。旅の道中に出会う、アメリカ人やオランダ人のお米の炊き方は、日本人からすると、もはや食材に対する冒涜とすら思えるほどでした。
また、アフリカの露店で売られていた紙に包まれた焼き肉には、灰色の粉のようなものがまぶされていて、その粉の正体がこれまた衝撃的!詳しくはぜひ読んでいただきたいのですが、とにかくこの本を読んでいると、美味しいものを安全に食べられる、日本の環境に感謝しなければ、と思います。
他にも、イタリアの柔らかいスパゲティや、ブータンの謎の松茸祭りなど、読み始めれば先が気になるエピソードが満載で、楽しさと驚きと感動がぎっしり詰まった一冊です。
旅とグルメに興味がある方には特におすすめです。
金高堂書店本店 スタッフ
石田ゆうすけ 著 <新潮社>
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_173442491030591/image-20241217181308-14.jpeg)
旅行エッセイを読むのが好きです。一歩も外に出ずに世界一周したような気分を味わえるのが魅力ですが、中でも、未知のグルメを案内してくれる、食に関するエッセイに一番心惹かれます。
今回ご紹介する本は、自転車でトータル世界3周を旅した著者の、食にまつわるエッセイです。なぜ、自転車なのか?まず、電車やバスの旅だと、駅から駅へ、つまり点から点への旅になるのに対して、自転車なら線の旅、移動の道中すべてがより記憶に刻まれる、濃密な旅になるからだそうです。
そしてもう一つの理由に、著者の食いしん坊ぶりがあらわれています。それは自転車でひたすら体力を消耗した後の食事は、よりいっそう美味しくなるから。空腹に勝る調味料なしとはよく言ったもので、確かに同じ食事をするならより美味しくいただきたいもの。たとえば、灼熱の地獄のような暑さの中、フラフラになりながら自転車をこぎ続け、その先で食事にありついた時の、えもいわれぬ幸福感。それを味わうために、ひたすら走り続ける気力と体力には感心させられます。
そうして出会う、世界の様々な料理には、それ自体が勿論、よだれが出そうな美味しそうなもの目白押しなのですが、それをとりまく人々との交流が、料理以上に魅力的で、時に感動すらおぼえます。
世界各地では飲食店での食事もありますが、自転車ひとつで旅する日本人は珍しがられ、面白がられ、家に招かれて食事をするような場面も登場します。現地の人はあまり食べない高級な魚料理を、日本人は魚が好きだろうとわざわざ作ってくれたり、初対面の外国人である著者に、決して裕福とは言えない現地のトラックドライバーが、高級な串焼き肉をご馳走してくれたり。そういう人の優しさが、皆、恩着せがましくなく、ごく自然で、読んでいるとちょっと泣きそうになるのですが、一緒に食事をするという行為が、人と人との距離を思いのほか近づけるのだなと感じます。
一方で、そんな食にまつわる心あたたまるエピソードだけでなく、それ食べて大丈夫?!と心配になるような、色々な意味でヤバい食べ物や、あからさまに美味しくなさそうな食べ物も出てくるのが、この本の面白いところです。個人的に衝撃的だったものを紹介すると、一つは欧米人の多くがお米の炊き方を知らないという事実。旅の道中に出会う、アメリカ人やオランダ人のお米の炊き方は、日本人からすると、もはや食材に対する冒涜とすら思えるほどでした。
また、アフリカの露店で売られていた紙に包まれた焼き肉には、灰色の粉のようなものがまぶされていて、その粉の正体がこれまた衝撃的!詳しくはぜひ読んでいただきたいのですが、とにかくこの本を読んでいると、美味しいものを安全に食べられる、日本の環境に感謝しなければ、と思います。
他にも、イタリアの柔らかいスパゲティや、ブータンの謎の松茸祭りなど、読み始めれば先が気になるエピソードが満載で、楽しさと驚きと感動がぎっしり詰まった一冊です。
旅とグルメに興味がある方には特におすすめです。
金高堂書店本店 スタッフ
![金高堂書店](https://img.retsta.jp/rkc/media/1/writer/金高堂ロゴ.jpg)
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