![第3回 「大野見という地域」](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_1701217966328/231129サムネ.jpg)
第3回 「大野見という地域」
2023.11.29
大阪府藤井寺市出身、高知県中土佐町在住の松下昇平さん。水曜コラム「大野見と七面鳥」は、毎週水曜日に更新予定です。
第3回目の今回は「大野見地域」についてです。
※内容は2023年11月時点での情報です
第3回目の今回は「大野見地域」についてです。
※内容は2023年11月時点での情報です
人口は少ないけど自然豊かな地域「大野見」
そもそもみなさんは「大野見(おおのみ)」という地域をご存知でしょうか。ご存知の方はどんな印象をお持ちでしょうか。
大野見は高知県高岡郡中土佐町の中山間地域のことを指し、四万十川の源流域でもある、標高300m地点にある旧大野見村です。平成18年(2006年)に太平洋に面した漁師町「中土佐町」と合併し、現在の中土佐町となりました。
大野見地域は四万十川を中心に、生活エリアが北・中央・南に分かれており、コメやショウガ、林業などの農林水産業が盛んな自然と調和した地域です。
196kmある四万十川の18km~37km部分が大野見を流れています。地区の面積の97%を山林が占めている川と森に囲まれた地域。寒暖差がはっきりしていて冬は積雪もあり、マイナス10℃近くまで気温が下がる日もあります。
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_1701217966328/image-20231129093726-1.jpeg)
大野見地域は「四万十川流域の文化的景観」に選定されています。中土佐町は太平洋側の久礼地区も「久礼の港と漁師町の景観」として、同じく国の重要文化的景観に選定されていて、同じ町に2カ所の文化的景観を持つ町でもあります。
大野見に足を運ぶ機会はそうそうあるものではないと思いますが、高知市内から車で1時間15分くらい。津野町や梼原町、愛媛県に抜けていく道中なので、お近くまで来られた際は、まずは「ここが大野見か」と通り過ぎるだけでも是非!その際は「松下商店」にお声がけいただければ、大野見をご案内させていただきます。
このコラムでは大野見という地域の日常、地域の未来についても考えていきたいと思います。松下がこの大野見に移住をした2017年は地域の人口1200人、今年2023年は950人。月平均5人ずつ人口が減少しています。年間60人、10年で600人、人が減っていく計算になってしまいます。この地域で仕事をする者として、人口は非常に大切だと感じています。そう簡単ではない解決策を七面鳥を通して日々考えています。
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_1701217966328/, /media/guruguru/article/column/column_1701217966328/image-20231129094100-2.jpeg)
ちなみに今年の七面鳥生産数は1000羽。7年前は笑い話だった「七面鳥の数が人口を上回る日」というのが想像より早くやってきました。
そんなことや、あんなこと。まずはいろいろと知っていただくことから、何卒よろしくお願いいたします。
次回はそんな大野見という地域に約60年前、昭和35年(1960年)に七面鳥がやってきたお話です。
大野見は高知県高岡郡中土佐町の中山間地域のことを指し、四万十川の源流域でもある、標高300m地点にある旧大野見村です。平成18年(2006年)に太平洋に面した漁師町「中土佐町」と合併し、現在の中土佐町となりました。
大野見地域は四万十川を中心に、生活エリアが北・中央・南に分かれており、コメやショウガ、林業などの農林水産業が盛んな自然と調和した地域です。
196kmある四万十川の18km~37km部分が大野見を流れています。地区の面積の97%を山林が占めている川と森に囲まれた地域。寒暖差がはっきりしていて冬は積雪もあり、マイナス10℃近くまで気温が下がる日もあります。
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_1701217966328/image-20231129093726-1.jpeg)
大野見地域は「四万十川流域の文化的景観」に選定されています。中土佐町は太平洋側の久礼地区も「久礼の港と漁師町の景観」として、同じく国の重要文化的景観に選定されていて、同じ町に2カ所の文化的景観を持つ町でもあります。
大野見に足を運ぶ機会はそうそうあるものではないと思いますが、高知市内から車で1時間15分くらい。津野町や梼原町、愛媛県に抜けていく道中なので、お近くまで来られた際は、まずは「ここが大野見か」と通り過ぎるだけでも是非!その際は「松下商店」にお声がけいただければ、大野見をご案内させていただきます。
このコラムでは大野見という地域の日常、地域の未来についても考えていきたいと思います。松下がこの大野見に移住をした2017年は地域の人口1200人、今年2023年は950人。月平均5人ずつ人口が減少しています。年間60人、10年で600人、人が減っていく計算になってしまいます。この地域で仕事をする者として、人口は非常に大切だと感じています。そう簡単ではない解決策を七面鳥を通して日々考えています。
![](https://img.retsta.jp/rkc/media/guruguru/article/column/column_1701217966328/, /media/guruguru/article/column/column_1701217966328/image-20231129094100-2.jpeg)
ちなみに今年の七面鳥生産数は1000羽。7年前は笑い話だった「七面鳥の数が人口を上回る日」というのが想像より早くやってきました。
そんなことや、あんなこと。まずはいろいろと知っていただくことから、何卒よろしくお願いいたします。
次回はそんな大野見という地域に約60年前、昭和35年(1960年)に七面鳥がやってきたお話です。
![松下昇平](https://img.retsta.jp/rkc/media/1/writer/松下昇平さんプロフィール写真.jpg)
高知県中土佐町在住、大阪府藤井寺市出身。1988年3月9日生まれ。
2017年、中土佐町大野見地域で60年続く七面鳥生産の仕事に魅力を感じ中土佐に移住。
「大野見と七面鳥」について様々な角度、形で学び、発信しています。
コラムは毎週水曜日更新予定!
2017年、中土佐町大野見地域で60年続く七面鳥生産の仕事に魅力を感じ中土佐に移住。
「大野見と七面鳥」について様々な角度、形で学び、発信しています。
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