第18回 「クラフトビール&ターキー」
第18回 「クラフトビール&ターキー」
2024.04.03
大阪府藤井寺市出身、高知県中土佐町在住の松下昇平さん。水曜コラム「大野見と七面鳥」は、毎週水曜日に更新予定です。

第18回目の今回は「クラフトビール&ターキー」と題してお送りします!


※内容は2024年4月時点での情報です
『仁淀川町のクラフトビールと大野見のターキーが出会った!』
いつも天気のお話から恐れ入りますが、3月末から4月頭にかけてさらに季節が変わりました。中土佐町大野見の桜は満開。とても過ごしやすい陽気です。3月最終の土日にはは大野見の四万十川にかかる久万秋沈下橋周辺ではお花見をしている方がたくさんいらっしゃいました。


 
ボクたちも日頃から七面鳥の加工作業でお世話になっている皆さんと一緒にお疲れさま会を開催し、ぽかぽか陽気のなか、良い時間を過ごすことができました。タケノコもニョキニョキしており、ご飯を食べた後にタケノコ掘り。気持ち良い汗をかきました。


 (タケノコの先が地面から顔を出しています)


(掘り出してみるとこんなに立派!)

中土佐町の池田町長にもお越しいただき、お言葉をいただきました。


 
ということで、今週はクラフトビールとターキーのお話です。どういこうことかと申しますと、今年のGW、2024年5月4日(土・祝)と5日(日)の2日間、仁淀川町にある「Mukai Craft Brewing」さんのクラフトビールのお店で、しまんとターキーのお肉とクラフトビールを合わせて堪能いただく機会をつくります!


 
「Mukai Craft Brewing」のサイトはこちらをクリック

今回はこの「Mukai Craft Brewing」さんとのご縁をお話させてください。醸造責任者のケネス・ムカイさん(以後、ケンさん)は、ロサンゼルス出身で、アメリカで化学、物理の先生として仕事をされるなか、趣味でビールづくりを始められました。

その後、教育プログラムを通じて来日。来日を通じて、高知県という場所とのご縁に繋がり、仁淀川流域の天然水に出会われます。(高知につながるまでの物語はまさに映画のような展開。ここは別の機会に特集させていただきたいです!)この高知県仁淀川町の環境であれば、満足のゆくビールをつくることができると移住され、2020年に醸造を開始されます。


 
ケンさんとボクの出会いは、2020年から2021年の間であったと思いますが…、当時、仁淀川町にアメリカから来られた方がビールをつくっているという噂は大野見まで流れてきておりまして、とても興味を持っていました。

というのも、七面鳥(ターキー)という食肉はアメリカでは世界最大規模に消費されている国であり、ボク自身、3年という期間ではありましたがアメリカでの生活の中で七面鳥を食べており、今となってはそのことが大野見での七面鳥生産に携わるきっかけにもなっています。

この仁淀川町での噂を耳にした際、クラフトビールとターキーの相性は良いはず…。という気持ちになると同時に、アメリカから来られた方にこの日本の七面鳥がお口に合うだろうか…というワクワクな気持ちと不安な気持ちが入り混じりながら…一度お会いしてみたい。というのが出会いまでのことでした。

その後、仁淀川町の地域おこし協力隊の方のご紹介でケンさんにお会いすることができました。お会いした後のことは、もはや詳しく覚えていない、、といいますか、瞬間的に意気投合した記憶です(笑)
大変嬉しいことにケンさんに日本の七面鳥に興味を持っていただき、その年のサンクスギビングデー(感謝祭)に実際に食べていただくことができました。そして…「アメリカで食べていた七面鳥とは一味違う。とても美味しい。」と、素直に嬉しいお言葉をいただきました。



その後は定期的にお店に通うようになり、ケンさんの奥様とも仲良く(一方通行かもしれませんが…?!)させていただき、以前放送されていたケーブルテレビさんの番組にもご出演いただいたり、一緒にターキーを食べながらお酒を飲んだり、という日々でした。

よさこいケーブルネットさんで放送されていた番組がございますので、もしよければ!ぜひご覧ください。



と、そんなここ数年がございまして、その間も「何か一緒に…」という言葉は呪文のようになっており、今回、初めての試みを実施することになりました。

その企画が、仁淀川町の天然水でつくられたクラフトビールと四万十川の水と空気で育った七面鳥、この相性の良さと皆さんの好みのビール、好みのターキーを見つけてもらいたい。お店でしか飲めないビール、この日しか食べることのできないお肉。そして何より、高知で出会ったご縁を形にしてみたいと思いから、初めての機会をつくってみることになりました。



また、仁淀川町も中土佐町大野見という環境は「中山間地域」と呼ばれる、いわゆる山奥です。人口減少、高齢化、少子化という日本の課題ド真ん中にいる地域でもあります。そんな中で商売をしていくということ、今後どのように継続をしていくのか。日々、魅力と課題が交差する地域のことを知っていただく機会にもなればと考えております。

何より、お越しいただいた皆さまとお話がしたい。ここがボクの中ではこの企画の一番大きな目的です。ビールとターキーを通して、地域と高知の未来を考えたいです。
 


貴重なGWの連休ということは重々承知しながらも、ぜひ山奥までビールを飲みに、ターキーを食べにお越しいただけましたら嬉しいです。(運転手さん特典考え中です)

ケンさんの物語もぜひこの機会にビールとターキーを両手に当日お話ができればと!皆さまにお会いできる2日間を楽しみにしております。

今週もここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
季節の変わり目、お体、何卒、ご自愛ください。
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松下昇平
高知県中土佐町在住、大阪府藤井寺市出身。1988年3月9日生まれ。
2017年、中土佐町大野見地域で60年続く七面鳥生産の仕事に魅力を感じ中土佐に移住。
「大野見と七面鳥」について様々な角度、形で学び、発信しています。
コラムは毎週水曜日更新予定!
 
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