RKCコメ作りプロジェクト!~コメ作りが直面している問題を考える~
RKCコメ作りプロジェクト!~コメ作りが直面している問題を考える~
2026.08.05
日本人の食の主役といえば「お米」ですよね。
しかし今、コメ価格の高騰、農家の後継者不足など、日本の食「お米」をめぐる環境は厳しい現実に直面しています。

この危機を乗り越え、未来へつなぐヒントを探るため、高知放送アナウンサーが立ち上がりました!



舞台は、本山町吉延地区。
天空に広がる棚田で、イチから米作りに挑戦します!

吉延地区の皆さんの温かい手ほどきを受けながら、里山の暮らしと、それを支える手作業の重みを肌で感じます。
目指すはキラキラと輝くお米の収穫!

RKCコメ作りプロジェクト。
今回は、コメ作りがいま直面している問題を考えます。
 
『「スマート農業」に取り組む理由』
5月にみんなで力を合わせて植え付けたイネの苗は、病気や虫の被害などもなく、順調に育っているようです。
7月中旬、イネの成長を確認しようと、龍介アナが田んぼへ向かいました。



今回も作業を教えてくれるのは、コメ作りプロジェクトの世話役で地元生産者の田岡清さんです。



母親がコメ作りから引退することをきっかけに、本山町役場を退職して45歳でコメ作りを受け継ぎました。

現在は吉延営農組合メンバーとして、おコメの乾燥や選別が出来る機械を備えた吉延ライスセンターを運営。ブランド米「天空の郷」の生産に取り組んでいます。



今回、田岡さんが用意したのがニガリ。
海水から塩を取り出した液体で、マグネシウムなどのミネラル分を含みます。



ここで登場したのは動力噴霧器。
コンプレッサーの力でニガリなどを田んぼに散布する機械です。



田岡さんが、噴霧器のノズルの使い方を教えてくれました。



ニガリをたっぷりと、イネに与えます。
この作業、じつはこんな秘密が…



日本一を取るためのめちゃめちゃ大事な作業なんですね。

こうした小さい田んぼは、人の力でも賄えますが、棚田のような段差のある場所や、もっと広い範囲にニガリなどを散布するのは大変です。
そこで田岡さんたちが導入したのが、この農業用ドローン!



8リットルのニガリを積んで飛び、田んぼの隅から隅まで散布できる優れものです。
いま、吉延地区では若手生産者を中心に、こうした「スマート農業」に取り組んでいます。
その理由を聞きました。








 
『吉延のコメ作りを支える若い力』
棚田に描かれた可愛らしいクジラや、今年の干支のウマのイラスト。
どちらも、棚田の魅力を知ってもらおうと行われている棚田アートです。



これは、「結(ゆい)」と呼ばれる共同作業で完成させたもの。
地域住民が不足した労働力を補いながら、農作業や棚田の維持を行うための伝統的な行事です。 



2026年4月の「結」では、イネの種の入った大量の重たいパレットを皆で手分けして田んぼへ運び、苗を育てる「苗床」を作りました。



そして5月の「結」では、新しい田植え法を習得した小塚さんや、龍介アナも参加。
集まった多くの人の手で棚田にクジラアートを完成させることが出来ました。



そんな「結」には、田岡さんの孫、暖菜(はるな)さんと、妹の愛菜(あいな)さんも継続して参加しています。
この時約40人が参加したという結について暖菜さんに聞くと…




 
こうした若い力も集まる「結」が、吉延のコメ作りを支えています。
 
『2026年の米を巡る状況は?』
おコメが順調に育っている一方で、2026年の米を巡る状況はどうなのか。
田岡さんにお話を聞きました。

訪ねたのは吉延ライスセンター。
2011年に稼働を開始した吉延営農組合の活動拠点です。





コメ乾燥機やトラクターなどを共同で維持管理することで、生産者の費用負担を軽減したり、生産性の向上を図っています。
そこで、気になるものを見つけました。











その懸念は、現実となっています。
7月17日、南国市では早場米「南国そだち」の収穫作業が始まり、早くも新米の季節を迎えました。
その新米価格のひとつの目安になるのが、JAなどが農家に支払う“前払い金”「概算金」です。



JA高知県が公表した概算金は、一等米の玄米60キロ当たり1万4千円で、これは2025年の2万2千円と比較して、約4割の落ち込みとなりました。

その影響はどうなのか、
南国市でコメ専門店を営む西田さんにお話を伺いました。





衝撃が走る中、西田さんを悩ませているのは、販売価格の設定だと言います。





2026年も厳しい状況がうかがえるコメ作り。 
しかし、田岡さんにとって価格よりも大切にしたいことがあります。








RKCコメ作りプロジェクトでは、本山町吉延の棚田を舞台におコメを作りながらおコメの未来を考えていきます。
 
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