BOOKS ランキング&今週のおすすめの一冊 2026/8/4放送
BOOKS ランキング&今週のおすすめの一冊 2026/8/4放送
2026.08.04
毎週火曜日9時20分頃から、RKCラジオの「とさこちラジオ」で放送しているBOOKSランキング!

8月4日に放送した内容をご紹介します
『8月4日放送 BOOKSランキング!TOP10』
🔻ランキング🔻※7月22日~7月28日のTOP10    
 
1位  80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間
          林真理子 著  <幻冬舎>





2位  王国   初登場!   
         湊かなえ 著  <マガジンハウス>





3位  ゾンビ回収婦  
         小砂川チト 著  <講談社>





4位  おにゃけやしき
          大塚健太 作/柴田ケイコ 絵  <パイインターナショナル>





5位  「夫婦」不在社会
         三宅香帆 著  <講談社>





6位  夏帆
      村上春樹 著  <新潮社>





7位  イン・ザ・メガチャーチ
      朝井リョウ 著  <日経BP日本経済新聞出版>





8位  本当の自由を手に入れるお金の大学
         両@リベ大学長 著  <朝日新聞出版>             





9位  おどろきの刑事司法
         村木厚子 著  <講談社>





10位  ジウ The Next  初登場!
            誉田哲也 著  <中央公論新社>

      

 
『今週の初登場作品!』
王国
湊かなえ 著  <マガジンハウス>

主人公の浜崎朔也(はまさきさくや)は海洋学部で学び旅行代理店を経て、満を持して白珠湾の海を守るウェルネス・ツーリズムの会社「海の王国」を興すが悲劇が起きる。珊瑚の女王を殺したのは誰か、登場人物9人が全員何かを隠しているという究極のブロマンス・ミステリ。




ジウ The Next
誉田哲也 著  <中央公論新社>

複数の事件の裏で「新世界秩序(NWO)」が暗躍しているのではないかと疑いながら、為すすべもなく焦りを募らせる東(あずま)警部補。死刑判決を受け東京拘置所にいるはずの伊崎基子(いざきもとこ)に似た人物を見かけ、かつてバディを組んだ門倉美咲(かどくらみさき)とともに追うことになる。
警察小説シリーズ、〈ジウ〉サーガの最新作。




 
『今週のおすすめの一冊』
『猫と罰』
宇津木健太郎 著  <新潮社>



今回、私が紹介させていただく本は、5月28日に発売された新潮文庫「猫と罰」です。
著者の宇津木健太郎(うつぎけんたろう)さんは、この作品で2024年に「日本ファンタジーノベル大賞」を受賞されました。

「猫には九つの命がある。その内の三つで遊び、その内の三つで放浪し、最後の三つで人間と一緒にいる。」という西洋のことわざで、この物語は始まります。言葉通り、黒猫の己(おれ)は転生を繰り返し、ついに九つめの命を授かります。けっして幸せだったとは言えない過去の記憶から孤独に生きることを選んだ己が導かれた場所は、魔女を称する北星恵梨香(きたほしえりか)が営む猫まみれの古書店「北斗堂」でした。その北斗堂に隠された秘密とは何か、その謎を解く鍵は猫たちの前世にあるようです。孤独を望んでいた己は、果たして真実を突き詰めることが出来るのでしょうか。

北斗堂での出会いと別れを経験しながら、自分の気持ちと正直に向き合い進んでいく己。過去世の記憶との闘いは切なくも、愛おしいものでした。そんな己が最後にたどり着いた世界に感動します。「猫と罰」は猫と人間の絆が心揺さぶる壮大な物語なのです。

また、猫の目線で書かれた人間社会は不思議で、とても興味深い世界でした。最初はゆっくりと読んでいましたが、ラストが近づくにつれ気になり、時間を忘れて読みました。ストーリーからは著者、宇津木さんの文学好きなところや本を大切にする思いが伝わってきます。そして、今までよりも側にいる猫の仕草が気になり、話しかけたくなります。ネコ好きな方に特におすすめしたい一冊です。



 金高堂土佐山田店  スタッフ

 
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