BOOKS ランキング＆今週のおすすめの一冊 2025/6/24放送
2025.06.24
毎週火曜日9時20分頃から、RKCラジオの「とさこちラジオ」で放送しているBOOKSランキング!
6月24日に放送した内容をご紹介します★
6月24日に放送した内容をご紹介します★
『6月24日放送 BOOKSランキング！TOP10』
🔻ランキング🔻※6月18日付
1位 やなせたかし はじまりの物語
高知新聞社 編集 ＜高知新聞社＞
2位 クロエとオオエ
有川ひろ 著 ＜講談社＞
3位 ほどよく孤独に生きてみる
藤井英子 著 ＜サンマーク出版＞
4位 カフネ
阿部暁子 著 ＜講談社＞
5位 人生の結論
小池一夫 著 ＜朝日新聞出版＞
6位 僕には鳥の言葉がわかる
鈴木俊貴 著 ＜小学館＞
7位 やなせたかし みんなの夢まもるため
やなせたかし 他 著 ＜NHK出版＞
8位 今さら聞けない投資の超基本
泉美智子 著 ＜朝日新聞出版＞
9位 本当の自由を手に入れるお金の大学
両＠リベ大学長 著 ＜朝日新聞出版＞
10位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
三宅香帆 著 ＜集英社＞
1位 やなせたかし はじまりの物語
高知新聞社 編集 ＜高知新聞社＞
2位 クロエとオオエ
有川ひろ 著 ＜講談社＞
3位 ほどよく孤独に生きてみる
藤井英子 著 ＜サンマーク出版＞
4位 カフネ
阿部暁子 著 ＜講談社＞
5位 人生の結論
小池一夫 著 ＜朝日新聞出版＞
6位 僕には鳥の言葉がわかる
鈴木俊貴 著 ＜小学館＞
7位 やなせたかし みんなの夢まもるため
やなせたかし 他 著 ＜NHK出版＞
8位 今さら聞けない投資の超基本
泉美智子 著 ＜朝日新聞出版＞
9位 本当の自由を手に入れるお金の大学
両＠リベ大学長 著 ＜朝日新聞出版＞
10位 なぜ働いていると本が読めなくなるのか
三宅香帆 著 ＜集英社＞
『今週の初登場作品！』
今週のランキング初登場!
「クロエとオオエ」 有川ひろ 著 ／ 講談社
横浜で三大続いた宝石商(ジュエラー)の嫡男・大江頼任(おおえ よりとう)と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩(くろえ あや)。
最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。お得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。ド直球お仕事ラブコメ。
「ほどよく孤独に生きてみる」 藤井英子 著 ／ サンマーク出版
離れていい。ひとりでいていい。誰かとうまくかかわるための、心地よい「心の守り方」とは？予約が絶えない心療内科医の「近づきすぎない」幸せの秘訣。
「クロエとオオエ」 有川ひろ 著 ／ 講談社
横浜で三大続いた宝石商(ジュエラー)の嫡男・大江頼任(おおえ よりとう)と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩(くろえ あや)。
最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。お得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。ド直球お仕事ラブコメ。
「ほどよく孤独に生きてみる」 藤井英子 著 ／ サンマーク出版
離れていい。ひとりでいていい。誰かとうまくかかわるための、心地よい「心の守り方」とは？予約が絶えない心療内科医の「近づきすぎない」幸せの秘訣。
『今週のおすすめの一冊』
「パズルと天気」
伊坂幸太郎 著 ＜PHP研究所＞
伊坂幸太郎さんの最新作『パズルと天気』は、作家デビュー25周年を記念して発売された短編集です。
伊坂さんらしい奇想天外な設定と、どこか懐かしくも新しい魅力が詰まった一冊です。
まず、タイトルにもなっている「パズル」と「天気」について、伊坂さん自身が「頑張ればどうにかなる“パズル”と、頑張ってもどうにもならない“天気”、どちらも描きたくて小説を書いている気がします」と語っています。
短編集には、これまで単行本に収録されていなかった4作品と、今回のために書き下ろした「パズル」を加えた全5編が収録されています。それぞれの物語は、伊坂ワールドの魅力が存分に発揮されています。
1つ目の「パズル」は、悩みを抱えた主人公がマッチングアプリでしか出会えない“名探偵”に依頼するという設定です。現代的なテーマと、伊坂さんらしいユーモアが光ります。
2つ目の「竹やぶバーニング」は、出荷した竹にかぐや姫が混入！？という不思議な事件が、仙台七夕まつりを舞台に展開します。ファンタジーと現実が交錯する、ワクワク感あふれる物語です。
3つ目の「透明ポーラーベア」は、動物園で出会ったシロクマ好きの男性が、実は行方不明になった姉の元恋人だったという設定。伊坂さんならではの人間観察と、心に残るエピソードが印象的です。
4つ目の「イヌゲンソーゴ」は、花咲か爺さんやブレーメンなど、昔話や童話のキャラクターが現代に蘇るような、不思議でどこか懐かしい物語になっています。記憶と現実が絡み合う、独特の雰囲気が楽しめます。
5つ目の「Weather」は、友人の結婚式に参加した主人公が、新婦から思いがけない相談を受けるという物語です。人生の岐路に立つ登場人物たちの心の動きが丁寧に描かれています。
伊坂幸太郎さんの作品は、どれも先が読めない展開と、登場人物たちの温かさ、そして言葉選びのセンスが光ります。
巻末には、伊坂さん自身による各短編の解説が掲載されており、執筆のきっかけや経緯、タイトルの付け方など、貴重なエピソードを知ることができます。
20年以上前の作品から今回の書き下ろしまで、発表時期も背景も異なる作品が、一冊の本の中で不思議と調和しているのも、伊坂さんの作家としての力量を感じさせます。
『パズルと天気』は、読んでいて心が温かくなる、25周年にふさわしい短編集になっています。ぜひ手に取って伊坂幸太郎ワールドを堪能してみてください。
金高堂朝倉ブックセンター スタッフ
伊坂幸太郎 著 ＜PHP研究所＞
伊坂幸太郎さんの最新作『パズルと天気』は、作家デビュー25周年を記念して発売された短編集です。
伊坂さんらしい奇想天外な設定と、どこか懐かしくも新しい魅力が詰まった一冊です。
まず、タイトルにもなっている「パズル」と「天気」について、伊坂さん自身が「頑張ればどうにかなる“パズル”と、頑張ってもどうにもならない“天気”、どちらも描きたくて小説を書いている気がします」と語っています。
短編集には、これまで単行本に収録されていなかった4作品と、今回のために書き下ろした「パズル」を加えた全5編が収録されています。それぞれの物語は、伊坂ワールドの魅力が存分に発揮されています。
1つ目の「パズル」は、悩みを抱えた主人公がマッチングアプリでしか出会えない“名探偵”に依頼するという設定です。現代的なテーマと、伊坂さんらしいユーモアが光ります。
2つ目の「竹やぶバーニング」は、出荷した竹にかぐや姫が混入！？という不思議な事件が、仙台七夕まつりを舞台に展開します。ファンタジーと現実が交錯する、ワクワク感あふれる物語です。
3つ目の「透明ポーラーベア」は、動物園で出会ったシロクマ好きの男性が、実は行方不明になった姉の元恋人だったという設定。伊坂さんならではの人間観察と、心に残るエピソードが印象的です。
4つ目の「イヌゲンソーゴ」は、花咲か爺さんやブレーメンなど、昔話や童話のキャラクターが現代に蘇るような、不思議でどこか懐かしい物語になっています。記憶と現実が絡み合う、独特の雰囲気が楽しめます。
5つ目の「Weather」は、友人の結婚式に参加した主人公が、新婦から思いがけない相談を受けるという物語です。人生の岐路に立つ登場人物たちの心の動きが丁寧に描かれています。
伊坂幸太郎さんの作品は、どれも先が読めない展開と、登場人物たちの温かさ、そして言葉選びのセンスが光ります。
巻末には、伊坂さん自身による各短編の解説が掲載されており、執筆のきっかけや経緯、タイトルの付け方など、貴重なエピソードを知ることができます。
20年以上前の作品から今回の書き下ろしまで、発表時期も背景も異なる作品が、一冊の本の中で不思議と調和しているのも、伊坂さんの作家としての力量を感じさせます。
『パズルと天気』は、読んでいて心が温かくなる、25周年にふさわしい短編集になっています。ぜひ手に取って伊坂幸太郎ワールドを堪能してみてください。
金高堂朝倉ブックセンター スタッフ
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